理事の挨拶
前期に続いて2期目の理事を拝命致しました。私は、理事として庶務渉外分野、シンポジウム等企画、将来構想を担当しています。この任務を果たすための信念とビジョンをお伝え致します。
まず、庶務渉外分野においては、理事長を全面的にサポートし、理事会の円滑な運営と各理事が安心して活動できる環境を整備したいと思います。透明性と協調性を重視して活発な議論を促し、より良い意見の集約を進め効率的に業務を遂行していきます。
次に、シンポジウム企画においては、大原委員長とともに学会の活動の中核となる重要なイベントである総会を、より魅力的で有意義なものにするために努めます。会員からの公募企画のみでは、分野の偏りやマンネリ化を招くことも考えられます。シンポジウム等企画調整委員会案として、幅広い専門分野において最先端の話題を提供するだけでなく、マイナーな分野にもしっかりスポットライトがあたるような企画を提案していきたいと思います。また、会員全員に役に立つような教育セッションなども企画できればと思案しております。
最後に、将来構想においては、学会の持続的な発展と会員の増加・多様化を促進するための方策を練ります。技術や社会の変化に柔軟に対応し、新たなニーズや機会に目を向けながら、学会の価値を高める取り組みを展開します。また、若手メンバーの育成や異分野との連携強化など、将来を見据えた戦略を策定し、学会の持続的な発展を目指します。具体的には、若手コロッセウムを足掛かりに、他分野の若手を幅広く招集し、総会開催時には若手コロ有志懇親会等を開催することで、若手のネットワーク構築とシニア研究者との橋渡しを行い、次世代の細菌学会を背負って立つ人材を育成します。
以上のように、学会の使命遂行と会員の満足度向上を図るために全力を尽くします。皆様と共に、より良い学会を築いていくために、精進してまいります。
久留米大学医学部感染医学講座 基礎感染医学部門 小椋 義俊